製品の測定や品質保証に必要な検査治具

部品のある部分の寸法が品質に影響を及ぼす、これは組付けを行う側との関係性を持つもので、部品を設計したときの図面に寸法が明記してあります。金型とプレス機を使いモノづくりが行われている場合、金型を使っているのですべての部品は図面に記載してある寸法を満たしてるかというと、気温・湿度・金型の温度などにより図面が要求している寸法とは異なるものが流出してしまうことも決してゼロではありません。製品の測定や品質保証を実施するときにはノギスやマイクロメーターなどの測定器具を使うこともあるけれども、大量に生産されたものを手作業で行うのには限度があります。こんなときに検査治具があれば、短時間で大量の部品の完成度を確認することができるなど検査治具は作業性の向上に役立てることができる装置です。

金型から取り出された部品は、後工程をより円滑に行う目的や部品の品質を維持する目的でバリ取りや外観検査が実施され出荷されることになるけれども、目視検査では寸法までフォローすることはできませんので寸法検査が必要になります。ただ、金型から取り出されたすべての部品をハイトゲージなどで確認するのは労力を使うことになりますし生産が止まるなどで大きなロスタイムを作り出すことにもなるわけです。検査治具は人間による測定の誤差をゼロに導く効果も期待ができる、誰が検査を行っても同じ結果を得られるなどの特徴があるなどからも生産現場には欠かすことができない存在です。

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