ICソケットとはなんぞや

皆さまが良く耳に聞くであろうIC。ICは、IntegratedCircuit(集積回路)の略となります。あまり馴染みが無いかもしれませんが、例えば論理回路のAND回路が幾つもパッケージされているものもICと言います。勿論、AND回路以外にもOR回路やNOT回路も同様。

論理回路に問わず、様々な回路がワンパッケージになっているものをICと言います。次に、ICソケットとは、ICを抜き差しできるソケットのことを言います。各種パッケージとピン配列に対応した様々な品種があり、回路設計者の救世主となる存在です。使用用途として、回路設計初期段階から非常に役立つものとなります。

回路設計後、まずはブレッドボード(各種電子部品やジャンパ線をボードの穴に差し込むだけで、はんだ付けをしなくても、手軽に電子回路を組むことの出来る基板)に部品を実装する際に、ICソケットを用いることで、ICの爪を曲げずに評価を行うことができます(ICの爪は非常に曲がりやすい)。ある程度評価が終わりましたらプリント基板への実装となりますが、ここでも非常に役に立ちます。ICを直接はんだ付けするのではなく、ICソケットを基板へはんだ付けします。途中で回路変更の可能性がある際は、ICのみ抜き差しできる為に都度のはんだ付けは不要となります。

また、開発完了後製品として世の中にリリースした後もICが故障した場合、簡単な抜き差しのみで部品交換できる為、ICソケットは非常に万能な部品と言えるでしょう。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*