使用済みの検査治具の取り扱い方

病院では毎日、たくさんの回数でさまざまな検査や治療などが実施されています。これらの器具は基本、綺麗に洗浄をして再び使用できるようにするのですが、検査治具の場合はしっかりと消毒もおこなわないといけません。医療機関でもっとも気を付けられていることは、院内感染を防止するということです。昨今は特に外部からのウイルス混入を警戒されており、昔以上に徹底した検査治具の取り扱いに尽力をされています。

ここでは詳しく、医療施設でおこなわれている検査治具の洗浄方法を見ていくことにしましょう。プラズマ洗浄器というものをご存知でしょうか。日本で1990年代後半に大手家電メーカーが開発したもので、病院でも導入されています。これは一見すると一般的な洗浄器具のように見えますが、プラズマを照射できるという特徴を持っています。

ウイルスはタンパク質となっており、陽電子を浴びることで細胞単位で消滅をします。つまり、検査治具にウイルスが付着していた場合でも、プラズマ洗浄器に投入することで綺麗に除菌ができるということです。なお、一昔前は熱湯のなかに検査治具を投入して煮沸消毒をおこない、そのあとにアルコールの付け置きをしていました。約1日はこの作業を徹底しないといけなかったため、道具が揃えられないというところもあったほどです。

今では1時間程度で作業が完了するため、常に診察室や手術室で使用する道具をストックしておくことが可能です。

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